転職で「賃金1割アップ」28% 4年連続で増加
日本経済新聞
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労働市場の流動性の向上に伴い、市場原理が作用し始めたか。能力のある人材は市場価値が社内報酬より高ければ、転職する動機になる。企業は優秀な人材を失わない為に、報酬だけではなくやりがいなどを含めたトータルなキャリア展望を提示しなければならない。それを実践するにはやはり年功序列から実力主義へのパラダイムシフトが必要だ。
この手の資料を詳しく見たことは無かったのですが、単純に「アップした」という区切りだとどの程度いるのかが気になります。裏を返せば、「賃金が上がらなくても転職したい」という人が半分以上なのですね。それはそれで面白いデータだと思います。やりたいことの延長にお金がついてくるのがベストなので悪い傾向ではないのでしょう。
唐鎌さんがおっしゃるように「裏を返せば、「賃金が上がらなくても転職したい」という人が半分以上なのですね。それはそれで面白いデータだと思います。」というのは面白いポイント。女性は「賃金よりワークライフバランス」での転職もありですね。特に結婚時に「寿退職」のように見せかけて、WLBの良い企業にさらりと転職する「寿転職」は増えていると思います。
一方心配なのはブラック企業からブラック企業へと点々とする人。「下流老人」を書かれた藤田さんと対談したときにおっしゃっていたが「日本は正社員と非正規ではなく、正社員と非正規と、ブラックを点々とする不安定な「周辺的正社員」にわかれる」そうです。
いずれにしても「1割アップ」の内容が「見なし残業が半分ぐらい」だったりしないか、チェックしてほしい。しかし企業ノ開示義務は転職後だったりするので、タチが悪いのです。