金沢工大、AI活用を大学1年で必修へ 実習形式の授業
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流行りの領域に低学年次に触れさせることは結構、理系には重要な問題。
学生にとっては入試をくぐり抜けてきて、大学生になったら、なんか面白い研究に関わる勉強できるのかと思ったら、数学、物理、実験といった基礎科目をひたすらやらされる。これは、専門科目を学ぶ際に重要な基盤となるもので、むしろ専門科目履修してから必要に駆られて1年の基礎科目を勉強しなおす学生も多い。重要なのだが、1年生でのいきなりの基礎科目の嵐にモチベーションも削がれることもあるのは確か。
すこしでも将来へのモチベーションを得るためにも概論的な講義は必要だ。金沢工業大学ではこのAIの講義については「実際に商品やサービスに活用する方法を実習形式で教え」ということなのでおそらく実習なんだろう。いいことだとは思う。
しかし、このような取り組みがこのように広報されている点がこの大学の圧倒的な強みであることは確か.
注目のコメント
あくまでもバランスの問題になりますが
・数学・プログラミング・英語などの基礎素養(スポーツでいうと基礎練習に相当)
・楽しさを実感する演習(スポーツでいうとミニゲームに相当)
の両輪をうまく回せるかが重要だと思います。
基礎練習ばかりやっていてもつまらないしどう役に立つのかわからないのでミニゲームは重要。ただし、ミニゲームばかりやっていても楽しいだけで技術の向上は(ほとんど)望めないので基礎練習もとても重要。
AIをやりたければ例えば線形代数、解析(微積)、統計などの数学の素養がとても大事になります。産業界からのAI人材へのニーズの高まりに呼応して、大学側からも講義科目の新設、必修化の動きが出てきています。
ただ、実践に偏った内容になることは心配です。
2019年4月からスタートする場合、学んだ新1年生が卒業するのは早くても2023年3月ですが、その頃には求められる知識も大きく変化している可能性があります。
大学の講義で教えるならば、数学、統計学、アルゴリズムなど、AIを支えている基礎科目との連携を重視し、基礎科目を学ぶ重要性もセットで伝えてほしいと思います。