弱者が弱者をたたく「分断社会」 慶大教授の示す解決策は？ 〈週刊朝日〉

社会的な問題の解決策はスッキリしないものが多いけど、それだけ複雑で原因を一つ解決すれば上手く行く、と言うものでもないので大変。日本的な「みんな負担してるのに負担してないし、利益を得てるのズルい」という横並び感覚なんだよなあ。

「増税で各家庭の貯金がゼロになっても、将来不安はゼロ。そういう社会をめざすべきです」とか本気で言ってんのか。今の社会保障のシステムを見て能天気にこう考える国民なんて、それこそ公務員か象牙の塔にこもっている学者の一部くらいだろう。マジで勘弁してほしい。おまけに、移民政策も「職歴などを勘案した上で、日本語が一定程度話せる人材を、親日的な国から段階的に受け入れることが現実的です」と謎の上から目線。マネジメント層の給与が世界最低水準で、税金などの負担は世界最高レベル、おまけに英語での生活や教育に不安がある日本に、高スキルの人が沢山来るわけがない。

消費増税に伴う財源の６割しか社会保障で国民に還元しないようなことをしていれば、増税＝悪のレッテルは払拭できませんね。