【竹中平蔵】東大には「競争」と「マネジメント」がない
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竹中さんが後半で「学者と政治家の世界は似ている」と論じていますが、大学ともうひとつ似ているのがメディアの世界です。
・ジャーナリスト出身者が経営者になるのでマネジメントが弱い
・内向きでドメスティック
・デジタルリテラシーが低い
・言論の自由がありそうでない
・批判はうまい
似た者同士の、政治、大学、メディアの世界を変わらないと、日本に未来はありません。ダイレクトに「経営者がいない」と指摘されていますが、これに反論する大学関係者は少数でしょう。その証拠にNPに100人以上プロピッカーがいても、大学経営の分野はいません。
アメリカでは学部長ポストからは経営ラインに入ります。私がお世話になった先生が「学部長になる段階で研究者としてのキャリアは区切りをつけた。そこからの専門は大学マネジメントに切り替えた。」と話されていたのを覚えています。
一方の日本ではノーベル賞を受賞された方に役職をつけてしまう。大学で働いて実感するのは、教育、研究、経営、この三者全てを一人がこなすのは限界があるということ。つまり経営をするならば何かを手放さなくてはなりません。
合わせて個々の分野では大学職員がマネジメントを担わなければなりません。しかしながら未だ教員をサポートするという意識が強く、教員と対等に議論をする職員は少数です。
私はプロフィールに「大学職員。専門は大学経営」と書いていますが、ヒヨッコの自分があえて書いているのは、自らの目標設定であると同時に大学職員が経営を担っていかないとならないという同じ職員へのメッセージのつもりなのですが、NPに大学職員がほとんどいないみたいですね(笑)竹中さん、いろいろカッコいいこと言ってるけど、自分の大学ではそれが出来てるのかな?
彼に限らず、教育の分野では、口先だけで実行しない人間があまりに多すぎる。俺は悪くない、悪いのは他の連中と思っている人間が大学に集まっているから、何も変わらない。文句だけカッコよく言って自分は何もしない人間こそが、大学の停滞の根本的な原因なのに、、、。
ここに書いてあるような問題点はみんなわかってるんだから、早く実行しようよ。Thinkerはもう要らないから、Doerを増やそう。他人事みたいに議論するのではなく、自らボロボロになって、大学を変えてみよう。議論はそれからだ。