障害を持つ学生が急増、支援体制を持つ大学も拡大
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本学も、支援体制が整ってきて部署ができたり、そこからの情報共有がなされたりしてきていて変化を感じます。
こういった取り組みが広く広まることで、2つのメリットがあるのではないかと思います。
一つ目は、障がいを持った学生がオープンにして学内の部署に相談しやすくなってくること。
二つ目は、一般の学生含め学生が、障がいをもつ学生と一緒に学んでいくことで、多様性について理解を深めてくれる機会が得られること(グループワークを多くやるキャリア教育に携わっているので)。
とはいえ、教員だれもが支援が必要な学生への対応を高いレベルで出来るわけではないので、学内でのFD活動(企業での一般的な研修にあたるものです:faculty developmentの略)と教員の意識改革が必要かと思われます。
支援の要否に関わらず、誰にでも学びやすくなることは、いいことだと思う。
注目のコメント
東洋大学では障がいを持つ生徒が配慮依頼書のようなものを持ってくる。どのように配慮したらいいのかは個別にお聞きしているけれど、学校の支援体制以上に、教員の質が問われる。
重要なのは、それぞれの生徒にどうしたら講義を過不足なく受けられるのかをしっかり聞くことと、私のような非常勤の場合はこちらができることも併せて伝えておくとスムーズ。どちらにしても互いの信頼関係を構築するのが大切。年々増加している障害学生。
中でも増えているのが、発達障害のある生徒です。
一方で、大学生は福祉サービスの制度の狭間にあり、高校生までと違って、十分な支援を受けることが出来ません。
その為、各大学が自主的に独自の取り組みを行ってきたという背景があります。
私が以前に訪問して感銘を受けたのは、明星大学の取り組みでした。
STARTというプログラムを早くから開発され、大学生活の支援から就労への移行まで一貫した支援体制が整えています。
何より驚いたのは大学内で細かな連携が行われていること。
発達障害と診断を受ける前から、その傾向に気付いた大学職員が学内の関係者へ連携。
その学生が障害特性によって何かに躓いたとしても、すぐにフォローできるようにしているとのことでした。
支援体制を整えても、大学内での連携が十分に機能せず、結果として学生を救えていないという声も多く聞きます。
明星大学のような優れた取り組みが、もっと多くの大学に広がっていくと良いなと思います。