KDDI、IoT向け格安通信参入 200億円でVB買収
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日本ではまさにIoTバブルと聞いていますが、アメリカではそのミニバブルは2015年頃で、すでに淘汰フェーズにはいっています。IoTではこの記事にもあるように、単価があまりに小さいため儲からず、ビジネスモデルとして確立できなかったためです。
ソラコムはLoRaという標準技術を使っています。欧州では他の独自技術の事業者もあり、まだ技術規格の勝負も決まっているとはいえません。(というか、みんなチョボチョボなので)KDDIは思い切りましたね。
注目のコメント
NTTの技術をソラコムで事業化してKDDIが買収。日本にエンタープライズのスタートアップらしいスタートアップもなかなかない中、さらに大企業への売却というイグジットがほとんどなかった中、草分けになりますね。
私はウサギと亀が競うより、ウサギのバトンリレーが必ず勝つと信じています(当たり前か)。スピンアウトでなければこんなに早く立ち上がらないし、スタートアップでなければこんかに早く普及しないし、大企業でなければこんなにスケールしない、そういうのが今後もっと出てくることを望みます。
大切なのは代謝です。これはなかなか驚き。ソラコムさんが売ったのも、KDDIが買ったのも、ひとえに「通信はストック事業だが立ち上げるまで金がかかる」「IOTは儲かりにくい」ということなんだと感じます。
通信事業は初期の獲得コストを長期で回収する事業なので、獲得を進めれば進めるほど当初は大きな赤字の谷になります。これを耐えられるだけの資本力が求められますが資本力があるプレーヤーがじゃぶじゃぶ獲得コストをかけてくるとなかなかベンチャーは厳しい。
もう一点、IOT向けは単価が低く、相当の数を積み上げないと黒字にならなそう。なので単独ベンチャーでやるにはなかなか大変。一方キャリアから見れば、絶対に「来る」領域なのでやる必要があるが、大企業の高コストでやっては全く採算が取れないし、儲かりにくいのでなかなかドライブがかかりにくい、ということがあるように思います