野村：欧州株式ビジネスから撤退へ－｢暴風雨」で人員削減不可避に(2)

野村にとって「国際化」は長年の悲願であるが、鬼門でもある。「外人任せる」→「食い物にされる」、の繰り返しだ。根本的な考え方を変える方がいい。

基本的に、グローバルマーケッツの負け分を国内営業で取り返す構造が続いていたので、合理的判断か。
Jun Katoさんご指摘の通り、旧LehmanのEMEA・日本を買収（米国はBarc)しているので、私なりの整理としては「Lehman社員の高いお給料を支払う権利を高い値段で買っただけ」という印象。

現時点では取材による報道ベースで、12日（今日）にも発表する可能性があるとのこと。野村は、Lehman破たん後にEMEA（欧州・中東・アフリカ）部門を買収している。金融危機で投資銀行というビジネスモデルが資本規制の強化もあり大きく変化したこと、また人材の流動性が極めて高い業界なので、販路を買収するという形でも実際にはかなり多くの人が抜けたなどがあったのではないだろうか。

どこまでいってもドメスティックな野村證券に、グルーバルな投資銀行業務が出来るはずもなかった。結果、リーマンの社員達に退職金を渡しただけとなってしまった。