南スーダン派遣の陸自施設部隊 撤収へ
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安倍総理会見中。
現地で支援活動を続けてきたNGO日本国際ボランティアセンターの今井職員が国会で先日証言し、提言した「自衛隊は撤退、PKOは別の形で継続」という内容に重なる。
今井さんはじめ、現場を知る方々の発信に敬意。
先月のインタビュー、こちらに。
→「戦闘」なのか、「衝突」なのか?南スーダン現地派遣職員が本当の現場を語る http://8bitnews.org/?p=9166
注目のコメント
南スーダンは、中国が握るスーダンの石油利権を奪う為に、人工的に作られた国家という側面があります。
内戦は最大部族のディンカ族(人口の40%)を基盤とするキール大統領派と、第二部族のヌエル族(人口の20%)に支持されたマチャル元副大統領間で行われていますが、大統領派にはウガンダ、副大統領派にはスーダンが後ろ盾になっており、更にウガンダのバックは恐らくアメリカ、スーダンのバックは中国だと思われています。
つまり南スーダン内戦とは、ある種の国際戦争でもあるのです。
要は単に危険だというだけではなく、そのバックグラウンドを考えれば、日本の外交力では、正直どうにもならないレベルのものなのですね。
国際政治の泥沼に足を突っ込む前に、早々に撤収を決めたのは、日本にとっては賢い選択だったと思います。「駆け付け警護」という奇妙な国内向け概念は英語に翻訳できるのか。国会で浅田均参議院議員が質問したところ、当局は悩んだ末、こうなりました。
「外務省ではなく内閣府国際平和協力本部事務局というところから回答がありました。protection of lives or bodies of individuals related to operations in response to urgent requests when unexpected dangers are imminent が駆け付け警護の説明ということらしいです。外国の軍隊にはない任務のようです」
逐語訳「予期しない危険が差し迫った際、緊急の要請に応じて行う活動に関する個人の生命あるいは身体の保護」 individualsとしているのは紛争地域において日本国民以外にも国連職員や非政府組織(NGO)など襲われたとき助けることを前提に国籍をぼやかしているための選択。