北海道のJR全線、3年後には運行不可能 「JR北海道試算」報道の衝撃
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もともとJR北海道は838億円の売上で、447億円の営業赤字を計上している超赤字会社であり、鉄道安定基金運用益と国からの設備投資助成金で、表向きの黒字を出しているに過ぎません。
しかも国の助成金のうち、900億円は無利子とはいえ返済対象で、現状のキャッシュフローでは返済の可能性は殆どないのです。
因みに2020年度というのは、国の助成処置の一部が満了し、返済が始まる年にあたります。
つまりこの時期に経営が行き詰まるであろうことは、随分前から予期されたことだったのです。
従ってJR北海道存続のためには、大幅な収益構造の見直し(=大幅値上げ)か、何らかの救済処置の実施をせざるを得ないわけです。
鉄道は地元の方にとって大事な足ですから、最悪の事態になる前に、早期に再建スキームを練って欲しいと思います。具体的には車両ですね。更新するカネがないんです。それはともかく、ネガティブ情報をバラバラに出して「同情と支援を」という姿勢はダメですねえ。もっと誠実で精緻な情報公開を望みます。この冬、道北に行ってきましたが「線路剥がされた町はみんな衰退した」という叫びのような声をあちこちで聞きました。ここが踏ん張りどころです。