仏大統領「ルノー、日産、三菱　3社連合維持を」　安倍首相に要望

ルノーと日産を巡る統合問題で、マクロン大統領と安倍首相との思惑に相当違いがありそうだ。だが、資本の上ではルノーが非常に有利である。日本政府としてはどうするつもりなのか。

三社連合は現場レベルですでに切っても切れない繋がりがあります。内憂外患状態のマクロン大統領ですが、アライアンスを維持したければ、資本面、人事面で譲歩してもらわなければなりません。

カマトトぶったナイーヴ発言であることを承知の上で言うと、それは日産経営陣なり、他の少数株主に対して主張なさるべきことでしょう。日産は国営企業じゃありませんからね。

マクロン政権からすれば、ルノー社や関連業者の雇用が脅かされるのが怖い。しかしながら、自分たちだけ私腹を肥やしたゴーン 容疑者と組むような大統領は、不平等社会の悪玉そのものにしか見えず、労働者たちからは嫌われる。そのあたりが若いマクロン大統領の想像力不足かもしれない。つまり、庶民の不公平感を理解せず、ただ雇用を増やせばいいだろうという発想しかないように見えるのだ。