北の秘密ミサイル、13施設特定　米研究所が発表

改めて驚くほどのことでもないかと。

衛星がこれだけ打ち上がっていて、撮影や画像解析の技術も高くなっている時代です。たぶんアメリカはずっと前から特定していたし、何なら全て丸見えなのだと思います。一般に公開してる画像しかないわけありません。

なので、このニュースも特定したこと自体より、あえて発表して突きつけてきたことがポイントなのかと。トランプはアクティブ過ぎる交渉家ですね。

米国の国家安全保障トップのシンクタンクCenter for Strategic and International Studies,通称CSISの発表によると、これらの施設は短距離弾道ミサイルから大陸間弾道ミサイル（ICBM）まで全てのクラスのミサイル開発に利用できるという

外交駆け引きのカードを米国が切ってプレッシャーをかけてきてますね

トランプ政権は、
抑え込むには中途半端な政策に終わったクリントン政権
イラク政策に足をすくわれたブッシュ政権
竜頭蛇尾な外交のオバマ政権
そして春先の失敗を学んだトランプ政権は、内政のゴタゴタとは別に、過去のケースからかなりクレバーに学習しています。

クリントン政権の国防長官、ウィリアムJペリー氏の本を少し読みました。

北朝鮮はアメリカに現在の体制維持が完全に保証されるまで核という最強の交渉カードをうまく賢く使っていると。アメリカが北朝鮮の現体制を転覆させるのではないかという疑念が払拭されなければ、北朝鮮は何度でも約束を破るだろうと。

それほどまでに金正恩の究極の目的は金一族による政権維持なのでしょう。そしてそうである限り、日本の安全保障問題に陰を落としますね。北朝鮮の核開発も止まらないような気がします。