南北首脳「ピョンヤン共同宣言」に署名

ピョンヤン共同宣言の全文が発表されましたが、北朝鮮の非核化などについては予想通りの内容にすぎない気もします。もちろん一歩一歩時間をかけて進めていくことも大事だとは思いますけど。。
ピョンヤン共同宣言の中には、今年中に北朝鮮と韓国をつなぐ道路と鉄道の着工式を行う内容も入ってました。この案件については韓国の財閥「現代自動車グループ」が集中投資をする可能性が高いと韓国メディアは予想していますが、今回ピョンヤンに同行した韓国の大手企業トップたち(サムスンなども含め)はどんなお土産を持ってくるのか注目です。

キム委員長は「朝鮮半島を核兵器も核の脅威もない平和の地にすることを積極的に確約した」と述べました。

また、「近い時期にソウルを訪問する」と述べ、実現すれば、北朝鮮の最高指導者が南北分断後、初めて韓国の首都を訪問することになります。

これについて、ムン大統領は「近い時期というのは、特別な事情がなければ年内ということだ」と述べ、ことし中にもキム委員長がソウルを訪問するという見通しを明らかにしました。

今回の会談は非核化をめぐる米朝の協議がこう着状態の中で行われ、アメリカが求める核兵器の申告など、非核化に向けた具体的な措置について、キム委員長がこれまでより踏み込んだ立場を示すのか、注目されていました。

また、これに合わせて、韓国のソン・ヨンム（宋永武）国防相と北朝鮮のノ・グァンチョル人民武力相は、軍事的な緊張の緩和に向けた措置などを盛り込んだ文書に署名しました。