「天安門事件の死者は1万人」 英公文書を公開
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89年以降、死者数はずっといろいろな説があり、英公文書が今回言っている「1万人」はたぶん数からいうともっとも多いと思います。
当時、私は日本で留学しているので、北京の現場にいませんでした。
後に聞いた話では6月4日前後の関連死者は、できるだけ病死にしてもらいたいと聞きました。
写真などを見ても、病院にはかなりの負傷者が運ばれていたが、病院の数などを調べて、天安門あたりの病院は十いくつあり、北京市内でも数十の病院があります。あまり郊外の病院に運ぶことはできないと思います。
天安門近くではもっとも負傷者を収容しましたが、この計算では一病院に千名近くの死者があり、さらに数千人の負傷者がいるとなります。
いつか病院での収容者数、さらにそのごろ火葬場でのデータなどがあれば、本当の数が出ると思います。当時、死者を埋葬することはまったくあり得ないので、そこから信ぴょう性のある数が出ると思います。
今日の『朝日新聞』もこの記事を転載しました。
天安門事件「死者1万人」 直後に英大使が報告 公文書公開
というタイトルです。
ロンドン=下司佳代子と広州=益満雄一郎の両記者による記事です。
朝日を含め、日本のメディアはだんだん独自の取材をしなく、孫引きのような記事が多くなってきました。有名な話ですけど、中国では「天安門事件」という言葉はもちろん、天安門事件が起きた1989年6月4日を象徴する「64」という数字を検索することができないようです。
実際に中国に語学留学した後輩曰く、中国国内でいわゆるタブー用語を検索エンジンにかけると
『中国の法律及び条例に基づく法的義務により、この用語の特定の検索結果を削除しました』
という注意書きが表示されるみたいです。
でも、注意されるだけならまだ良いかもしれませんが、誰かが入力行為自体をチェックしているかもしれなく、調べようとしたことがバレて逮捕されたりしないか、かなりリスクが高いように思うので、私は絶対にしたくないですね…。