日銀 大規模な金融緩和策 維持を決定
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金融政策決定会合、現状維持。ドル円が現在104.55円まで円高に行ったところから、現在は104.7円くらいまで戻った。日経平均先物は1万5500円割れ、前場引けから250円以上安い水準に下がっている。
①が発表原文。金利については反対2、それ以外(量/マネタリーベース、資産買い入れ/質)については反対1。全部反対が木内氏、金利は加えて佐藤氏。
4月末の日銀の金融政策決定会合では追加緩和が見送られたが、その会見で「マイナス金利の効果はすぐ出るものではなくても6ヶ月とか1年ではない」といった趣旨をコメントしている(②)。1月末にマイナス金利導入して6ヶ月という時間軸でないとするならば、理詰めで行くならば、6月末の金融政策決定会合でマイナス金利の効果の検証をして、金融政策の方針をどうするのかというのが基本的な考え方になる。そこから考えると、今回効果が出ていなければ追加緩和をするという点で整合性が取れるが、それでしなかったというのは意外感。逆に、ここの部分含めて、あとの会見でどういった言葉がでてくるかが一番の注目点だと思う。
なんというか、黒田氏の本質は、市場の期待値と異なるサプライズをしてくることなのだと思う。その観点で、今回は外部環境として緩和する理由が大量にあり、そこの期待値が醸成されていたからこそ(追記:ここは自分の主観、コメント見ると見送りがコンセンサスだった?個人的には緩和がコンセンサスなのではと思ってたのだが…)、しなかったというその本質に沿った決定とも言えるかもしれない。そうすると、コンセンサスの意味って何なのかというのもあるわけだが…
①http://www.boj.or.jp/announcements/release_2016/k160616a.pdf
②https://newspicks.com/news/1530152?ref=user_100438