三洋出身の私がなぜシャオミで炊飯器を作るのか
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私は日立の家電事業本部でカセットデッキを担当していましたから、分野違いでも三洋の動静は見ていましたが潰れて欲しくない家電メーカでした!
中国人の爆買いツアーのお目当て品としてTVにも度々登場した炊飯器で 、日本製より高品質で格安な炊飯器をシャオミーが発表した際のドキュメンタリー番組を観て、これで爆買いでの炊飯器買いは急速に萎むと予感しました。ウエイボーやWeChatt等のSNS情報が発達した中国では国民の関心情報はアットいう間に伝播するので・・。
内藤氏のご活躍を知り、ずさん経営で多くの社員に辛酸を舐めさせた三洋に憤りを覚えながらも、同世代の優秀なエンジニアの苦難を越える活躍には嬉しく思いました。
私も当時世界初の3モータ3ヘッドの超高級カセットデッキD-4500を企画・推進し成功を収めましたが.頭から反対の上司との確執で、成功後他部署に移動させられ辞めた経験が有りますが、「日本の大メーカで生きることは人間を辞める事と同じだなぁ」と思ったものです!
注目のコメント
内藤さんだ!記事でも触れられていますが、Xiaomiが炊飯器を発表した時にその資料に日本人技術者のお名前があり、それが内藤さんでした。私は即座にお名前で検索し、象印、三洋で魔法瓶・圧力釜の設計をされていた方だと知りこれがこそまさに中国人の求める炊飯器を中国で作る例だと確信したのを覚えています。
Xiaomiのユーザー視点でのプロダクト作成のヒントになる記事だと思います。何年今の立場でお仕事をされるのか正直わかりませんが、それでも内藤さんが今目を輝かせてモノづくりをされているのなら素敵なことだと思います。
最後に特徴的だった部分を引用。
”炊飯器について言えば、流出するような技術は残っていません。日本で炊飯器を買い、分解すれば分かるものばかりです”"シャオミではその頃、炊飯器を作る計画が立ち上がっており、製造委託先として私が三洋時代に付き合いがあった広東省の工場を選んでいた"
"外観のデザインや操作性に関しては日本よりも厳しい"三洋電機でお世話になった方々、今も論文やレポートで名前を見かけることがあります。
すべての人が、とは言えないが「性能」にかける想いは相当なものでした。
その想いが報いられる場所で活躍されているのを見れて嬉しい。