消費者ローン、銀行が貸金業者逆転 15年度末残高
日本経済新聞
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貸金業法改正による上限金利の低下や総量規制を受けてノンバンクが銀行の傘下に入り、銀行は銀行でマイナス金利下でも一定の利ざやが確保できると見込んで攻勢をかけているわけですから、消費者ローンの融資残高で銀行が貸金業者を逆転するというのは当然ですね。それもこれも消費者ローンの需要があることが前提となっていますが、この状況下では借り手にとっても少しでも低利で借り入れができるというのは悪い話ではないと思います。とはいえ、中長期的に日本経済全体を俯瞰して見た時に、信用力が低いために一定以上の高利でなければ借りれず、かといって借りなければ生活がままならないような消費者が一定数以上いる状態というのは決して望ましいことでないこともまたたしかだと思います。