GM、自動運転に年1千億円を投資
【ニューオーリンズ=兼松雄一郎】米ゼネラル・モーターズ(GM)は6日、2018年中に自動運転技術の開発に10億ドル(約1090億円)を投じると公表した。従来は年6億ドル程度の投資だったが、今年はペースを上げる。
GMはハンドルもペダルもない量産型の自動運転車を米国で19年に実用化する計画だ。実験中のGMの自動運転車は毎月160万キロメートル以上を走行。技術が未熟で人間に運転を任せざるを得ない割合は直近1年で63%下がったという。今後は実験地域をニューヨークにも広げるため、地図の作製を進めている。
自動車業界では自動運転の開発競争が激しくなっている。GMのように開発投資に対してより巨額の資金を投じる例は少なくなく、各社の投資規模は拡大の一途をたどっている。