神宮外苑のイベント会場で火事 ５歳男児死亡 ２人けが 東京

小さい子供を持つ親として目の前で焼死してしまうのを見た父親もいたたまれないが現場にいないで焼死してしまったと聞かされただろう母親の心も心配。せめてきちんと心のケアしてあげて欲しい

実は今日、まさにお昼にフラリと行っていたので本当にこのニュースは衝撃だった。ちなみにそのアートもまさに目の前で見たが、偶然にもそこだけは中に入らなかった。安っぽい言葉だが、このニュースを見た時には胸が張り裂けるような思いになりました。

極めてたられば論だが、今思えばどのアートもこうなる可能性があったものばかりだと思う。恐らくだけども、高さや直接的な外傷が起こらないことくらいしかチェックしておらず、電球の熱や火災は何も考慮自体がされていなかったと想定します。なぜならば、会場の外にはこのような体験型アートが10作品以上も展示されていたからです。
母の胎内をイメージしたアート（密室、木造、電飾）、カーテンだらけのアート、雑誌がひたすら積まれたアート、多数の木製ドアが並べられたアート、密室テントに風船がたくさんあるアート、木造密室x真っ暗でカラフルな映像を楽しむアート、大量のシーソーが並べられたアートなど、体験型の展示物がとにかく多い庭だった。大量の子供たちが遊具のようにそれらで遊んでいた。

このアートだけが燃えやすかったわけではないし、後から「発火するためにあるよ（＝気がつかない人も悪い）」「そんな自殺行為のような場所に行かせる親が悪い」などと言われても、そこにいたら判断はムリだと確信している。なぜなら、それなりの入場料を支払った会場の展示物が実は危険だったなんて予測できるはずがないし、長い会期も明日でフィナーレでありこれまでは準備期も含めて幸か不幸か出火していないのだから。
（これは極めて蛇足だけど、会社経営をしているせいか、私は常に最悪シナリオを考えながら生きている。例えば、道を歩く時にもあの車が車線を外して突っ込んでくるかも、くらい当たり前に考えてるから道の端は歩かないし、信号待ちも道路からかなり離れていたりする。しかし、あの空気感。あの安全な雰囲気の中、そんな予測は不可能だった。つまり、いつでも誰しもが被害者になりえたと思う。）

何を言おうとも、また責任者探しをしても子どもが帰ってくることはない。外野ができることは正しい情報発信をしてこの先の再発を防止すること、ご冥福を祈ることしかありません。（もちろん、責任所在を明らかにして相応の罰則は受けねばならないでしょう。）

だから感じたことを書いてみた。


心より、ご冥福をお祈り申し上げます。

耐熱性の低い可燃物をろくに処理もせずに発光する発熱体に巻きつけて放置…
それはアートではなく時限式放火装置です。
無知な者が悪意なく人の命を奪う事を防ぐための基準がなかったのか、あるいはイベントが杜撰であったのか。
詳細な検証が必要です。

電球の付近におが屑を配置した展示物…防災基準はどうなっていたのか。毎年続けてきた素晴らしいイベントでおきてしまった、とても痛ましい事故。