世耕弘成経済産業相が朝日新聞に申し入れ 「記事は間違っています」
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今回の事案については、謝礼を約束しての説明会への動員などあってはならないことであり、国民の皆さんに疑念を与えたことについて深くお詫び申し上げたいと思います。
説明会のあり方について疑念を持たれることのないよう立て直すのが責任ある対応だと考え、迅速にアクションを取ってきました。
本件に関する経産省とNUMOの対応の事実関係は以下の通りです。
11月14日に事案の報告が上がってきた際に、私はその場で以下の指示を出しました。
1.学生を謝礼で勧誘した孫請会社(オーシャナイズ)は直ちに説明会関係業務から外すこと。
2.一次委託先に関しても契約途中ではあるが、出来るだけ早く契約を終了させること。(出来るだけ早くとしたのは、既に発生してしまった経費支払いや人の稼働について整理する必要があったため)
3.今後意見交換会は業者に丸投げなどせず、手作りで行うこと。
私の指示を受けて担当者は迅速に動いてくれ、指示と同日の14日にはオーシャナイズ社は業務から外されました。そして諸々整理を行った上で24日には一次委託先との契約も解除しました。
次回の意見交換会からはNUMO職員による手作りの意見交換会となります。
ということで「経産省は大臣の方針にもかかわらず、契約期間中はオーシャナイズ社への委託を続ける」という趣旨を述べた『核のごみ説明会、謝礼金問題の業者に当面委託継続の方針』という見出しの記事は何重もの意味で間違っているのです。
経産省担当者に電話一本で確認してくれれば事実関係は簡単に確認出来たはずです。
経産省の方針に関する記事なのに、経産省に取材せず野党議員の発言だけで記事にする。そんなことで正確な報道が出来るのでしょうか?という思いで問題提起させてもらいました。
注目のコメント
個人的なことになるが市長時代から散々結論ありきの取材抜き記事を書かれ続けてきた。抗議してもどこ吹く風。しかし、さすがに大臣からのオープンな申し入れに対しては何らかの対応をしなければなるまい。
これは、社の問題というより、記者の資質の問題です。
野党の議員から聞いた話を「裏取り」しないで書いたということでしょう。
でも、かつて記者として、報道に携わっていた経験から言うと、相対的に記者の資質が落ちてきているのは確かだと思います。
樋渡さんが指摘されている「先に結論ありきの取材」は、実はよくあるんです。
想定ストーリーが違ってくると、記事が書きづらくなるので、相手の言い分もそこそこに話を決めつけていく。
本来ならば、そこで記事内容を変える柔軟性が必要なのですが、それができない記者が多くなっているんです。