なぜ日本は人工知能研究で世界に勝てないか 東大・松尾豊さんが語る“根本的な原因”
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注目のコメント
日本の根本的ボトルネックが、若者に裁量やチャンスを与えられない社会や企業、その通りですね。もっというと年齢、経験、立場といった何かしらのヒエラルキーで、下位のものにチャンスが与えられない構造が問題かと思います。若者や定年直前の人でも、能力ややる気でチャンスが与えられる構造が必要だと思います。
そしてあえて付け加えると、日本は常識がとても強いと感じます。それは中国にいたときに最も感じたことで、常識という既成概念の守りが硬く、結果成功へのタイミングを逸してしまう、この構図がインターネットにもAIにも繰り返されてるのだと思いましたここ2、3日で中国でAIの国際カンファレンスが開かれており、松尾先生も参加されたようですが、今会場にいて感じるのは日本企業/日本人の存在感のなさ。
中国だからというのもありますがほとんどが英語と中国語。
ひとつだけマイクロソフトのセッションで日本人らしき方がスピーチをしていましたが、ブースも出ておらず、日本の存在感は非常に小さいです。
問題の本質は若者の力という文中のポイントもひとつですが、
雇用の流動性がない事が本質的に若者のパワーのなさに繋がると思っています。
雇用が流動化すれば正しいことをやるベンチャーに人材が集まり、結果として正しいことをやらない会社は淘汰される。
現在は基礎研究の競争ではなく、すでに如何に具体的なバーティカルな領域でサービスとして勝てるかの勝負になっており、そのレイヤーで勝てれば良いのですが、この領域はここまでのIT革命で日本が負けている領域でもあるので、いくつかの企業や個人には頑張って欲しいですが、国全体という意味では非常に厳しいと思います。
チャンスは沢山あります。
後はそれをやれる人にパワーが集まるか。
別に全てを日本でやる必要もないので、世界で最適な組織/バリューチェーンを作れた者が勝つのではないでしょうか。近年人口知能に関するあらゆる官民の議論の場に
登場する松尾先生がここまで苛立ちを隠さないのは、
そうした場を設定したり参加しているメンバーが
いかにだらしないかを示す証左と受け止めるべきだろう。
これは深刻だ。
毎度毎度様々な場面に引っ張り出され、繰り返し繰り返し
初歩的な例え話をさせられ、誰一人まともな動きを始めようとしない状況に、辟易とされているのだと思う。
まったくお気の毒というしかない。
先日の朝まで生テレビでも、松尾先生と日立の矢野さんが、田原総一朗さんに、散々例え話をさせられ、「言ってることがまったくわからない!」ときって捨てられていた。エンタテインメントとしては面白いが、夜中に第一線の研究者を呼びだしておいてそれはないだろう。不勉強すぎると思ったのは私だけではないと信じたい。
ビジネスや政策の場に「破壊的変革」が必要であることを改めて確認させられるインタビュー。
老人よさようなら、若者よ動かない大企業に構わず、それを踏み越えて行け、と声を大にして言いたくなる。