コストコがアマゾンに負けない理由
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定期的に出るコストコ分析。
個人的にはコストコについては下記の2記事を読めばよいとの整理をしている。
https://newspicks.com/news/806631
https://newspicks.com/news/1163550
こうやって、あるユニークな会社の分析について自分なりのアーカイブス化をして、定期的に記憶をリフレッシュすることで定着いていき引き出しが増えるし、新しい情報があればそこに追加していくという使い方は結構よいですよね。「そういえばあんな記事あったよなあ」というときは検索機能で呼び出せば、過去の自分の思考をたどれる、というのがNPの有効的な使い方だと思いますコストコ好きです。日本に戻ってから、車もないのに会員になっています。理由は、ここでしか買えないものがあること。とりわけ、生鮮食料品ですね。お肉に野菜、果物、チーズにお豆腐、それから蟹とイカも。
コストコでの買い出しは、楽しい楽しいイベントです!!コメントをざっと拝見し、財務的な視点からのコメントがないようなので、少し調べてみました。(初めてコストコの財務諸表を見ましたので、的外れな部分があるやもしれません。ご容赦下さい。)
一言で言うと、記事にある顧客ロイヤリティの維持・向上を軸として、スレスレのバランスをコントロールするビジネスモデルだなと。
(理由)
2000年度からの営業利益率は約3%弱で推移、2014年度に初めて3.1%に達したくらい薄利です。記事にあるように、低価格によって利益を顧客に還元している結果だと思います。
営業CFも売上増加とともに年々拡大しています。効率的な在庫管理が出来ているということです。在庫リスク負担しながら低価格を実現するという相反する目的を実現するために、品揃えを抑えているということにも納得です。加えてサプライチェーンも強固なんでしょう。
気になるのは、ここ数年、在庫回転日数が少しずつ伸びてきていること。その分、仕入債務回転日数も伸びている(たぶん在庫手配と仕入が連動するよう取引形態なんだろうと思います)ので見た目には問題ない。
しかし、「在庫日数が伸びている」事実が、記事にある『正しい製品を棚に並べ、顧客が喜んで支払う価格でそれを販売する』ことを基本原則して培われたロイヤリティの変調を示唆していないかが少々気になります。一過性のものであれば良いのですが、数年続いているので気になりました。門外漢なのでピントがずれているかもしれませんが。