「9条には『超近代』の理想が含まれている」梅原猛さん語録
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梅原さんをお訪ねしたのはデカルトから始まる近代哲学で、どうにも行き詰まった思いがした時だった。梅原さんは自分も近代哲学で行き詰まってインド哲学に飛び、そして釈迦に出会ったのだと言われた。その時からお師匠さんとして何度もお話しを伺っている。梅原さんが亡くなられて僕も頑張らなければならないと思う。
注目のコメント
梅原猛さんの語録。ご冥福をお祈りします。
「脳死を死と決めつけて臓器移植をすることは著しく自然の法を曲げるものであると思う」
「(九条の会の発起人に名を連ねたことについて)政治の流れがうんと右に行っているので、歯止めとして9条を守る必要があるという意思表示をしたかった。私は日本の憲法や9条には、国家絶対主義を克服する『超近代』の理想が含まれていると思う」(2004年、毎日新聞の取材に)
(東京電力福島第1原発事故を受けて)「我々人類が原発なしでいかに生きていけるか、それが問われる事態になった。目をそらしてはいけない。今からでも遅くはない。むやみにエネルギーを使わない文明を考えないとあかん」(11年、毎日新聞の取材に)梅原先生
ご冥福をお祈りします。
中学・高校の同級生に、先生のご子息がいらして、ご自宅にお伺いしたことがあります。その際、先生のご著書『地獄の思想』(中公新書)にサインを頂きました。
「地獄の中に仏があり、仏の中に地獄がある 梅原猛」とお書きになりました。
今でも大事に持ってます。ときどき、哲学しています。