伊勢志摩サミット：世界経済「クライシス」の認識に異論、表現調整へ

日本のこの問題提起は余りにも自己都合が過ぎ、既にアベノミクスが失敗との共通認識のG7各国には届かないでしょう！
議長国としての役割を生かしたこの動議がスンナリ通ればこれまでのアベノミクス政策を肯定し、今後の消費税先送り判断も容認されるという期待が有ったでしょうが腰くだけです！少なくとも真っ先に提案は無いでしょう。
本来なら今、世界が注目の「タックスヘイブン」問題を最初に提案しG7が同意の改革促進が決まる方がこのサミットの重要性が増したでしょうが、相変わらずの外交下手が露呈です。
それにオバマ大統領の広島訪問の偉業へのはなむけに北朝鮮の核の脅威問題を提起しG7合意の核廃絶方針を決議するのも良かったでしょう！
欠席の中国経済への協力とかロシアへのウクライナ経済制裁への緩和等も良いテーマでした。
何れにせよ、安倍政権はKYなブレーンの提案で大きなチャンスを逃し、むしろ自己弁護の姑息な提案と取られるリスクを犯してしまったと思います！

無理矢理データを集めた感じ。集団的自衛権の時の会見のパネルを思い出す。

安倍総理がグラフを示して世界経済をリーマンショック前に例えたとのこと。国会では、何回聞かれてもそんなことは言ってなかった。

財政出動(消費税増税)をサミットで求められたと言いたいのだろうが、あまりにも見え見え。

何がしたかったんだろうか、、、
コメント欄をみると多くは「消費税増税見送りに向けた地ならし」とか「アベノミクスがうまくいかないことの正当化」というもので、なるほどと思う一方で、民進党の細野プロだけが「財政出動必要➡増税の流れ作り」と真逆の指摘をしていて面白い。
政界インサイダーとして鋭い指摘なのか、民進党の「ずれ」を意味するのか。どちらでしょうかね

アベノミクスは置いといて、世界的に弱い需要と構造問題の改革、テロ、難民、EU離脱の是非など、意見が分かれるイシューを議論するだけでなく、サミットでは各首脳に実行に移す発言をしてほしいところ。