有能な外国人に敬遠される「日本」という職場、魅力は中国・インドに及ばず
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最近、日本語堪能な外国の方とお仕事ご一緒することが続いたが、そこで彼らがおっしゃっていたのは、「自分たちは日本において、『日本語が話せる外国人』という大いなるメリットを持っていると思っていたが、それでもここまでか、という壁を感じることがままある」とのこと。
複数の国と仕事をしている彼らが感じる「日本特有」の壁というものは、それこそ、外国の方のみならず、優秀な日本人でも感じているのでは。
それを賃金やキャリア形成のしやすさで補えればよいのだが、それもない。
そうなると、国内外問わず、有能な人たちは外に出ていってしまう。
大量生産・大量消費の時代は終わった。だからこそ、高度人材を揃えて、その知恵を使って新しい経済を作っていくしかない。変われるのか?ニッポン。こないだスタンフォードの授業に紛れ込んでいたら、講師が「70年代、アメリカ人の親が子どもに一番熱心に学ばせていた外国語を知ってるか?今だと信じられないだろうけど日本語だったんだぞ」なんて話をしていました。その後に「昔の日本には第五世代コンピュータなんていう大ゴケしたプロジェクトがあってだな」と続いたわけですが。
他国と相対比較される以上は多分に仕方ない側面はあるのでしょうし、日本人の民意としても海外の人材に対して積極的に門戸を開いていこうなんて考えを持つ人は少数派なのだろうなとは思いますが、かなり残念な気分にはなりますね。
労働環境として魅力が乏しく、現役世代を惹きつけられないのであれば、むしろ一大先進老人大国としてケア施設を整備し、近隣諸国の高齢者を消費者として受け容れる方がまだあり得るのかも、なんてことを考えてしまいました。まぁ来ないか。