中国:「ジャパン・アズ・ナンバーワン」再び人気
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中国人が謙虚に日本を学んだら脅威だ
日本は逆立ちしても勝てない いろんな意味で
英語力 留学者数 ハングリー精神 羞恥心のなさ チャレンジ精神 グランドデザイン描く力
日本及び日本人のアイデンティティ、存在意義は何か?を全国民が危機感を持って考えないと
注目のコメント
オレが20代に世界を放浪していた頃、この言葉をよく耳にした。本は読んでなかったけど誇らしかった。でも、当時の日本人は褒められすぎていい気になっていたようにも思う。「もう学ぶべき国はない」とか言ってる人もいた。
良いことは残しながらも謙虚に、他国から学ぶべきは学ぼう。それが日本人が世界に誇れるナンバーワンの気質なんだから。日本は「課題先進国」と呼ばれます。少子高齢化や環境問題などの諸課題に他国よりも早く直面しているからです。これを解決するモデルを日本が作り出せば、さらに「日本に学べ」という国が増えてきます。
昨年、著者のボーゲル教授に弊社主催のフォーラムで語って頂きましたが、「勤勉な労働者」「治安の良さ」等々、教授が分析した70年代当時の日本と現在の日本は、本質的にはあまり変わっていないという話が印象的でした。最も変わったのは、ファイティング・スピリットのある元気な日本人が減ったということでした。。。
以上は余談ですが、中国で本書が売れている理由は、私見ですが、中国人たちが、まさに、(長期トレンドとして)世界に「追いつき、追い越そう」としている中で、自分たちのアイデンティティを見出しきれていないということだと思います。
多くの中国人にファイティング・スピリットはあるが(ただし、かなり若い世代は相当に草食系だとの話も・・・)、高度成長時の日本のように「勤勉な労働者」とか「治安の良さ」だとか、「成功の鍵」としての性質がうまく見当たらず、「どうして俺たち伸びたんだろう」と模索しているような、更に言えば、短期的に経済的自信を失いつつある中で、「俺たち伸び続けられるんだろうか」と自問自答している印象があります。そんな心理風景に割とピッタリなんではないでしょうか。本書は。
GWに上海に行き、中国の若手リーダーたちとの日中リーダー会議に参加して来ましたが、改めて彼らの優秀さに感銘を受けるとともに、上記のような漠然とした感想も持ちました。