日ぶり小反発、先物買いでプラス転換 自動車株軟調
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日経平均株価は4営業日ぶり反発、TOPIXは5営業日続落とまちまち。東証1部騰落銘柄数は値上がり600/値下がり1,390と売り優勢。業種別では上昇11業種/下落22業種。空運業、陸運業、食料品、精密機器、化学が高く、鉱業、海運業、鉄鋼、不動産業、輸送用機器が安い。東証1部売買高は13.3億株。東証1部売買代金は2.2兆円と36営業日連続で2兆円超。
為替、ドル円は朝方の109.3円付近でのもみ合いから、午前半ばまでは円が売られ、10:30に一時109.74円。以降は午後にかけて109.4-109.5円の小幅なレンジでもみ合い。
日経平均は寄り付き22,380.22円、前日比-56.79円。前場寄り直後に日中安値22,318.15円(9:05)。その後、下げ幅を縮小、一時プラス転換したが、前場中頃は再びマイナス圏となり、22,400円を挟んだ小幅なレンジでもみ合い。その後、再度下げ幅を縮小、プラス転換し、さらに上げ幅を拡大、一時22,500台となる日中高値22,509.36円(10:34)。以降は後場大引けにかけて概ね22,430-22,490円のレンジでもみ合い。終値は22,450.79円、前日比+13.78円。
注目のコメント
日経平均株価は13円高で4日振りの反発となっています(3日続落565円安の後にしてはか弱いですが)。
米国株はNYダウが75ドル安と反落、為替が109円前半の円高と云うことで、今朝の東京市場は売り先行から、50円強続落して始まりました。
前日の「米輸入車関税引き上げ検討」に加え、「米朝首脳会談中止」がのしかかり、118円安まで売られる場面もありましたが、早々にドル円が109円後半へ折り返したことを受け下げ渋り、前場の間にプラスに切り返しました。
後場は22400円台で小動き膠着でした。米朝間の交渉継続へ期待と不安とといった処です。
円高メリットの空運陸運株や食品トイレタリーなどディフェンシブが堅調でした。
週を通せば479円安と9週振りの反落です。
週初23000円乗せの達成感が出た後に、米利上げ4回観測が後退、輸入車関税の話、米朝会談中止で円高で株安に揺り戻りました。
来週は月末月初で週末雇用統計まで経済統計ラッシュです。
米金利の反転でドル円が戻れば、株価も反発し易いと観ています。酒田罫線の「三羽烏」なのか微妙なところ。3日前の寄り付きが前日終値23000円少し超えていたし、厳密に言うとちょっと違う。それでも、三羽烏に準じた型であることは確か。
定石通りなら、陽線の戻りは売りなんだけどね。