新元号、現天皇が改元政令を公布　首相、4月1日公表を表明

「国民生活への影響を最小限に抑える」という言葉は心に響かないなあ。「１カ月前」は十分な準備期間ではない。影響を本気で小さくしたいなら、もっと早く発表する方がいい。年頭に発表してくれても良かったし、この記者会見で言ってくれたら親切だったのに。

なんかエイプリルフール絡みでTwitterがにぎわいそうですね。

国民生活への影響を抑えるなら
1.最も抑えるのは改元をしなくてもよいようにすること:いま一世一元制に妥当な根拠理由はありません。
2.次に抑える手段は今すぐ新元号を発表すること:改修整備にかけられる時間は確保できるほどよいです。
3.その次に抑える手段は元号から法的根拠を無くし、公文書全てから外すこと:元号など(皇紀のように)今どき誰も使いませんよ、という形になれば、元号が変わろうが形式的なことに留まります。
という点はご理解頂きたいです。

気になるのは年度の扱い:昭和64年は1週間で終わり、平成元年度は平成元年として4/1を迎えたので、昭和64年度とは誰も使わないし、昭和64年度は実際のところその前に作られた過去の文書内にしか存在しません。
しかし、2019年に当たる平成31年は4/30まであります。たった1か月のため「平成31年度」と多くの文書で使われ、＊＊元年がずっと「平成31年度」と扱われ、＊＊元年度は通称としてしか存在せず、＊＊2年度より新元号の年度が始まります。

昔、この手のコメントの中に
「新元号は西暦とする。新元号は2019年から始める」
という大喜利を出していたコメントがあったが、ひょっとしたらそれが正解なのかもしれない、と感じます。
せめて、新元号の記号だけでもXで固めた方がよいです。多くのシステムでとりあえずXと入れてあるものが多く、Xなら何にも他の元号と被りません。

追記:前天皇は上皇で名称確定しています。

まあ4月1日でも遅いくらいなのですが、保守派とどうにかここまでは調整したということなのでしょう。